人気ブログランキング |

アトリエルーツ06(茨城大学美術科の卒業生を中心に立ち上げられたアトリエ)に関する情報ブログです。
by r06-gallery


総括(M SCULPTURE 2012 展)
・・というと何やら偉そうなのですが、昨日展示を終えたので、その感想と反省など記しておきたいと思います。
 今回は浅野さんとのコラボレーション展示ということで、三点作品を出しました。浅野さんの作品の中から、私が好きなものを選び、それに対してのアプローチを考えました。それは、とても楽しい作業で、制作もすんなり進むし、できたたものも自分では、今までで一番いいと思っていました。だから、近年では一番多くDMを出させて頂きました。遠くからでも、来て観てもらいたいと思うものが、できたと。
 しかし、展示の日会場に置いたとき、「あれ・・?」何かイマイチ、じゃないか、と感じました。浅野さんの作品は、なんだかそのまま単体で置いた方がいい位だし、自分の作品はどこか曇った印象。でもだからといって未完成な訳でもない。何が問題なのだろう? 光の具合のせい?
  初日ー作品たちはだいぶ落ち着いて見えました。特に一番小さな花男(10センチ四方)は堂々として、晴れ舞台を楽しんでいる様子。よかった。他の作品も展示としては、結構気に入ってきて、ああ間違ってはいない。しかし、他の2つはどこかいまみっつ、です。原因は自分の作品がよく見えないことに間違いなさそう。なんだか味気ない。光の力がなくなると、こんなに味気なくなるのか、お前たち(自分の作品)?
  そして、昨夜搬出してまいりました。帰り道、浅野さんと話ながら、漸く分かったことがあります。それは、コラボレーション作品として出しているのに、コラボレーションとして練りきれていなかったこと。方向としては、プランとしては間違っていなかったけど、もっとエゴとエゴがぶつかって、絡み合ったようなものの先に、説得力のあるコラボレーション作品、としての強さが生まれたのだろう、ということです。 私は今回選んだ、浅野さんの作品が、すごく好きで制作段階から 理解していると思っていました。だから、生かしたい、と自然に思って、でもそこから先には思考や作品は進まなくなっていた。大切なのは、その先の山を登ることでした。そうすれば、浅野さんの作品も、更に何か可能性を開かれたかもしれないなあ・・

  しかし、展覧会は作品だけでなく、いろんな人との交わりの場でもあります。出品者の方、そして久しぶりに合うものを作って繋がることのできる人達ーそういう点では、今回は 作り続けている女の人達としっかり話すことができて、本当によかったです。また、酒井恒太君と展示できたことも。展覧会は、やっぱりお祭りの場ですね。

  今回の展示は、写真家の残間奈津子さんに撮影してもらいました。お盆明けにそちらをアップできるといいなと思っています。残間さんにはアトリエの光でもさらに撮ってもらう予定です! いまみっつ、とかいいつつ、私は今回の作品をすごく重要に感じています。何かが変わる兆しを含んでいるからーとはいえ、正直なところ次に何を作りたいのか、分かりません。分からないところにこぎ出す夏となりました。その航路を拓いてくれた今回の展示の総括の総括は、「それでも、やってよかった」というものです☆

〈花男〉
総括(M SCULPTURE 2012 展)_d0134853_916021.jpg


〈MASKS〉
総括(M SCULPTURE 2012 展)_d0134853_9164993.jpg


〈長すぎる前戯〉
総括(M SCULPTURE 2012 展)_d0134853_9175623.jpg

by r06-gallery | 2012-07-15 09:18 | sayuri
<< 展覧会のお知らせ 展覧会のお知らせ >>