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さこ散歩(東京編)
浅野さんがアトリエを出て一か月、あっという間に7月になってしまいました。7月初めのブログ更新は先月の6月分のコラムとなります。先月は、「さすらいの立体展」という銀座と横浜のギャラリーを巡回するグループ展に参加させていただき、何度か上京する機会がありました。見てきた展示はこの二つ東京都庭園美術館でやっていた「マスク展」と森美術館でやっていた「シンプルなかたち展」です。
「マスク展」は格式のある展示空間にアフリカからアジア圏まで各国のマスクが林立していました。作品の大半は儀式用に使用されるお面で儀式の概念というか、象徴的というか、不可視の存在を可視化しようとしているというか、造形に切実な思いを感じ取りました。どれも魅力的だったのですが、特にインパクトがあったのはタロイモの精霊のお面でした。シュロ縄みたいな一本のひもをらせん状に巻いただけのものなんですが、らせんの中心が目のように見え異様に存在感があるお面でした。
「シンプルなかたち展」はスター○ォーズ展やナ○ト展と同時に開催されており、混雑に混雑を極めた状況でした。展示室にたどりつくまでの苦労もあってかブランクーシやアルプといった大作家の作品を拝むことができテンションがMAX(心の中で)、「空間の鳥」の前で釘づけとなり、作品の頭から先まで堪能、アルプの展示室でまたも足を止められシンプルなかたちの中にある複雑な曲線と直線の組み合わせを食い入るように鑑賞し、橋本平八の作品を見ては圧倒され、様々な作家の作品を見るたびにスマッシュヒットを叩き出しました。
二つの展示に共通するシンプルな造形を見るにつけ自分の制作にほんのごくわずかでもよいから反映させたいと思う次第です。作品に込められた緻密で複雑な工程や技術、切実な想いが自分の作品の形にも表れることを願いながら、またふとした時に制作においてこれって○○っぽい形に似ているかもと素晴らしい作品にわずかなつながりを見いだせるときに救われる思いがするのです。 書いていて興奮が戻ってきて収集つかなくなってきたのでクールダウンするために、横浜の搬出時を思い出す。搬出後にせっかくだからと夜景を見てきたのですが、観覧車も赤レンガ倉庫も一人で行くもんじゃないということがわかりました、、、。
by r06-gallery
| 2015-07-08 01:41
| コラム
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